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夫婦仲良く

                2012.4.22訪問 エアサイクルハウジング 三宅貴根 内藤千春

広がりのある家で

心をオープンに、気持ちよく暮らす

東西南北の開口からさわやかな風が通り抜け、家全体に陽かりと風がとどく開放的な設計。大黒柱と極太梁のがっしりとした構造材に木をふんだんに使った空間とインテリア。本物の材質だからこそ飾らなくても伝わる美しさ。

オープンな間取りで、隠し事がないというご家族のオリジナリティ溢れる家づくりをたっぷりおうかがいしました。

 無垢の木  無垢の板 天井  無垢

< オリジナルな家づくり >

◇スケルトン階段

2Fへ上がる途中、「普通の階段より広いですね」と伺うと「他に何か気づきませんか?」と聞かれ、 「??」のまま2階フロアへ。その後階段を降りる瞬間、あれ?降りやすい。傾斜が緩やかで動きがとても楽。「降りやすいです」と答えるとご主人の微笑みが。

踏み面を広く段数を増やして傾斜の緩やかにしたことで、上り下りが全然苦になりません。この階段のつくり方は北海道の木の家をつくっている会社へ出向いた時に学ばれたそうです。
更にスケルトンにして採光を取り入れ、細部に配慮のある階段。「スペースを必要としますが可能ならぜひお勧めしたい」。ご主人の自信作だそうです。「ハンガーフック利用で絶好の洗濯物干場で冬の調湿も。」と奥様。     

 無垢階段 自然素材 階段 無垢板 階段 スケルトン 無垢 階段
 ◇玄関引き戸のデザイン
木 無垢 建具 引き戸 
 

何に見えますか?

 

そうです“木”です。

ご主人が描き、特注で作ってもらった引き戸だそうです。

木をこよなく愛するご主人の思いが伝わってきます。

◇オール木壁の1Fトイレ 
無垢板 洗面   無垢板 洗面

奥様一番のお気に入りはここ。 

木に囲まれた広いトイレ。

ただ、洗面台(イタリア製大理石)の寸法と枠の寸法が違い、

大理石の両端をカットせざるを得ず、「あと5㎝あるとないではデザインが大きく変わるのよ。とっても残念だわ~」と奥様。(申し訳ございませんでした。)

◇2F洗面前の引き戸を開けると・・・。  

納戸 無垢板   納戸 無垢板

部屋を仕切れるようにと作った2つの引き戸、現在はワンルームで使用中のため引き戸は1つで十分。 

もう一つの引き戸をあけるとこんな工夫が。 

じゃじゃ~ん、全身鏡!ご主人が日曜大工で柱を傷つけないよう木片をはめ込んで固定しているだけ。嫁がれたお嬢様を含めると女性4人のお色直しには欠かせないスペースですね。

 ◇家づくりでこだわったこと

 一番こだわったのは日当たりと通風。日本は古来夏の湿気の中で暮らしてきました。自然の中で自然との一体感をもって暮らすのが当たり前。機械換気に頼らず暮らしの工夫で生活すべきだと思う。そのために日当たりと通風は重要なポイント。だから設計にはとことんこだわりました。プラン決め、施工でもメールFAXで100回以上やって設計者泣かせだったと思う(笑)「いい家づくりをするにはまず住まい手が学ぶべきと1級建築士の通信講座で勉強したよ。今日初めて話したけどね」とご主人。木材決めは山へ一緒に行き木肌を楽しみながら選んだそうです。その他、屋内ドアは2箇所のみで残りすべて引き戸でスペース有効利用も。

 < PAC住宅での生活の感想 >
 輻射 暖房 クレダ
    クレダ
□ 夏・冬 それぞれの過ごし方

エアコン 1F(1台)3F(1台大型200V)
かくれん房
クレダ(深夜電力を利用した自然対流型蓄熱式暖房器、内臓されたレンガを温めて、輻射熱と自然対流によって放出するシステム)

夏・・〔エアコン〕日中30分~1時間。

冬・・〔かくれん房〕
    朝1時間と夕方5時~11時までセーブ運転。

〔クレダ〕
    深夜電力で蓄えた熱を一日中かけて放出。

ガス代
    通常8,000円平均
    (かくれん房使用:ピーク時33,000円)
     ※生活光熱費も含めた額。

電気代 高い時で6000円位

 夏は、冷気をいれるために、朝起きたら全ての開口をあけ8時に閉める。陽が沈む夕方6時頃から再び開ける。(ご主人の毎日の日課だそうです。)その他に打ち水・おばけカボチャや朝顔・へちま等で緑のカーテンをして工夫、室内が32℃を超えたらエアコンを使用。「家にいると汗をかかな過ぎて体がだるくなるくらい。(笑)」と奥様。ご主人「今冬は、かくれん房は殆どセーブ運転のみ。それでも日中半袖で居られ、外に出ないと寒さがわからないほど快適。掃出窓の内側の障子が夏冬の断熱に効果大。冬の陽光採り入れは暖房費に効きますよ。」

□無垢や自然素材の家は、日々の掃除やお手入れは大変ですか?楽ですか?

手入れは特にしていないけど木は艶があって本当に美しい。(ご主人、木を撫でながらとても愛おしそう。)

あっ、一度蜜ろうワックスを塗って失敗、べたべたしちゃって厚く塗りすぎました。

木は本来の油分で水を弾く性質があり浴室の木部も10年経った今でも綺麗なまま。ただ常に水かかかる部分だけは注意が必要。我が家では水がかかる高さまで塩ビシートで水避けをして保護しています。(木の美しさを隠さないよう透明タイプを使用)最初は換気不足でカビ発生。今は窓を開け十分な換気でカビもありません。

□PAC住宅に住んでみての感想

寒い1月の引渡、入居してみると家の中がとても寒く“これは失敗したか?”と内心青ざめたそう。建築中PACの換気口を開けて工事をしているので建物が冷え切っていて、換気口を閉めて本来の冬のモードの機能が発揮されるまで時差があったためです。「これは今でも笑い話だけどね(笑)」とご主人。

「PACはふわ~っとした暖かさとやわらかい空気、木の香りに包まれてとても気持ちがいい。快適です。」

 □ こうすればよかったと思うところはありますか?(建物・設備など支障はないでしょうか)
【1F和室の襖】 扉タイプにしたけど、布団を敷いていると邪魔になる。引き戸か折り戸の方がよかった。

【1Fリビング】 南側掃出窓の上の壁に明かりを取りつけてもっと採光をとりいれたかった。

【玄関】 土間収納スペースの換気をもう少し考慮すべきだった。→換気扇設置。


【玄関窓の格子】 泥棒が入ったため、後からアイアンを設置。お洒落で素敵。
         最初からアイアンを知っていたらそれにあった窓にできたのに残念。 
鍛鉄 格子
 

【窓枠】予算の関係で2Fのみ木枠にしたが、1Fリビングにすればよかった。

【サッシ】上げ下げ窓のアルミ枠から隙間風が入るので形状を工夫してほしい。

     → 後日メーカー担当者にて対応。

 □ PAC住宅の決め手は何でしょうか

 仕事でアメリカ・アイルランドの海外赴任が長かったSさんご家族、日本への帰国が決まり家づくりを計画されたそうです。

 『最初はハウスメーカーで決めようとしていました。「木の城たいせつ」という本で北海道の木の家を知りそこから木の魅力に引き込まれ、しかし本州での建築が対応していないため諦めました。

次に24時間強制換気の家を検討、ダクトの音やメンテナンスが気になりながらもほぼ決めかけていた時、HPでPACを見つけ「これだ!これだ!」と思った。外張り断熱、自然換気、人工のエネルギーに頼らず、自然のエネルギーで日本の家屋の良さが生きている』。

□ PACへの要望

 エアサイクルハウジングさんは何事も真摯に対応してくれる非常に信頼のできる会社。人にもお勧めできます。PACの家にはいっぱいノウハウや工夫がありますから、住んでいる人、生活している者の実感や情報をたくさん集めてまた次の方の家づくりに活かして欲しい。そして、せっかくいい工法なのですからもう少しコストを抑えて提供できる企業努力もしてほしい。社員の皆さんがPAC住宅に住めるよう頑張ってほしい(笑)

 緑 白い壁 駐車スペース 緑