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PAC住宅のアメリカカンザイシロアリ予防

PAC 入居者宅「ホウ酸散粉工事」レポート2


2011 年3 月7 日(月曜日)、2月に引き続いて2 回目のホウ酸の微粉末散粉によるアメリカ乾材シロアリ予防工事を行ないました。
今回は世田谷区の砧で、成城学園駅から程近い閑静な住宅街にある大きな切妻屋根が目立つ2階建てのお宅です。当日は、みぞれ混じりの雨が雪に変わる天候でしたが工事決行です。

PAC住宅アメリカカンザイシロアリ予防 アメリカカンザイシロアリ予防はホウ酸で

建主のUさんとも相談し、当日の天候と、こちらのお宅では床下空間に高さがあることから、床下と小屋裏に室内側から入り直接ホウ酸散粉するという方法を採りました。
機材のエアコンプレッサー、圧縮されたエアを送るホース、散粉器のガン、乾燥したホウ酸の粉を入れるビニール袋、ホウ酸を吸い上げるためのホース等と養生のビニール、テープ、マスク、ゴーグルなどを室内に持込みます。

午前中は、床下空間のホウ酸散粉です。和室の畳を上げ、床下点検口を開けて、点検口の周辺と機材の搬入経路を養生シートで覆います。多少の音がするホウ酸を散粉するためのコンプレッサーも室内に置かせていただき、Uさんの目の前で作業が行われるようにしました。床下の各所に、散粉後にホウ酸が確実に行き渡っていることを確かめるためのテストピース(木片15 個)を設置した後、点検口を養生シートで塞ぎ作業が始まりました。
床下空間が広く、高さも有ったため、散粉器のガンを持ちながら床下を隈なく移動し、直接木材に散粉しています。

床下空間にホウ酸散粉 ホウ酸の散粉状況のチェック

ホウ酸の散粉 ホウ酸の散粉状況のチェック  床下空間


午後からは小屋裏空間の散粉を行いました。
Uさんのお宅の小屋裏点検口は寝室の天井にありました。大きなベッドを跨ぐかたちで脚立を置かせていただき、小屋裏に入っていきます。

ホウ酸の散粉状況のチェック  ホウ酸の散粉 小屋空間

築10 年以上経たこのお宅でも材は乾燥し、清潔な状態が保たれています。
PAC住宅において、パッシッブな手法で構造躯体内部へも空気を流れさせる意図が有効に働いていることがわかります。
このことが、このホウ酸散粉工事においても建物全体の構造躯体内部へホウ酸が満遍なく行き渡らせることを助けています。

ホウ酸の散粉 小屋空間

作業終了後、床下、小屋裏各所に設置したテストピースの木片に検査試薬を2度噴霧させます。
一度目の噴霧で黄色くなった木片が、約3分後に行なった二度目の噴霧では赤くなりました。
これでホウ酸が確実に付着していることが確認できます。この赤色はホウ酸濃度が2,500PPM 以上であることを示しており、アメリカ乾材シロアリは勿論、イエシロアリやヤマトシロアリにも有効なことを証明しています。

ホウ酸の散粉 分布チェック

ホウ酸の散粉 分布チェック

ホウ酸の散粉 分布チェック

なお、ホウ酸自体の毒性は食塩と同じ程度で、極端に大量摂取しない限り安全なものです。

Uさんのお宅は高い天井高・広い階段など、ゆったりと設計されており、空間の豊かさと寸法設計の大切さを改めて感じることが出来ました。
今回、私どもの提案を受け入れて下さったUさんご夫妻、散粉作業を行って下さった浅葉さん、玉井さん、染谷さんどうも有難うございました。

 



 

アメリカカンザイシロアリの発見は、その糞を見つけることです。下の写真はアメリカカンザイシロアリの糞です。大きさのイメージは米粒の1/3から1/5程度です。

写真はPAC住宅のものではありません。被害物件からです。

アメリカカンザイシロアリの糞

アメリカカンザイシロアリの糞

アメリカカンザイシロアリの糞

シロアリのホウ酸処理の先駆者 浅葉健介さん 日本ボレイト株式会社