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住宅の美・デザイン  やっと出会えた本物の家より

住宅の美・デザイン

美しい造形、誰しも憧れるところですが、一方、これほど個人によって感じるところが異なることもないかもしれません。感性の差は、説明がつきません。

写真雑誌に掲載するための家、住むという機能性を無視した見せかけだけ美しい家、売るための話題づくりを目的としてデザインされた家……・建築家のエゴやプレハブ住宅の商業主義から生まれた根なし草のような美しさの主張が、現代の家づくりに蔓延しています。

一方で、ダサイ、の一言で代表される地元工務店の研究されていない物まねデザインも相変わらずです。

パッシブな家では、住宅の美は、機能性を追求するデザインから生まれると考えます。そして、住宅に求められる最大の機能は、健康に住めることだと思います。この健康に住める家づくりにとって必要とされる原則を、これまで述べてきましたが、この原則がデザインされ、結果として美になることが理想なのではないでしょうか。順を追って見ていきましょう。

まず、
間取りのデザインと美。

細かいディテールの積み重ねだけでは、美しいデザインはできません。大きな空間構成が、もっとも重要なことです。空間そのものが美しく構成されなければ、いくら細部に工夫を加えても後の祭、ダサイということになってしまいます。美しさという点においても、細切れになってしまう何LDKの間取りは失格と言えます。長い視線の得られる広がり空間に軍配は上がります。広がりという間取り構成は、美しい空間づくりの前提になります。

架構、構造体そのものもデザインそして美。

パッシブな家は、国産の骨太無垢材を昔ながらの仕口や継ぎ手で加工し構造体をつくります。当然のことですが、構造体の最大の目的は、住宅の強度、丈夫さの確保です。パッシブな家は、この丈夫に設計された架構を前提に間取りなどをしています。

柱や梁などを露出した時の、美しい室内空間はきちっと整理された架構美にあります。梁などを見せず、屋根勾配に合わせたダイナミックな斜め天井を支えているのも丈夫な構造体に他なりません。

美しい家 

パッシブソーラーとしてのデザイン美。

パッシブな家は、夏冬を通じて自然のエネルギーを使います。そのための方法論を利用して、美しいデザインをすることが可能となります。例えば、空気の流れを促進するために、通気層や内壁空洞の配置を十分に検討する必要があります。そのために開口部を細長にする、一、二階の窓の位置を合わすなどの工夫もでてきます。また、屋根の高い位置に躯体内空間の空気を排出する越屋根換気も必要となるなど、いくつかの要件を満たさなければなりません。

これらの必要条件をベースにして、パッシブな家ならではの、デザイン美も可能となります。

自然素材の持つ美しさ。

材料そのものが持つ美しさを、追求できます。広がり空間の中の、広々とした板の間、その自然の板の持つ美しさです。これは、吹抜け空間などにつくられる大きな壁面にも見出すことができます。無垢の木の美しさ。節はその個性あるスターです。

塗り壁の表現は一層多様です。漆喰の輝きやさまざまなテクスチァ、多彩な色づけ。塗装やタイル、石材なども多様な表現ができます。

建具で顔はさまざまに変化します。

きれいな家

パッシブな家は、広がりの間取りを原則として、その空間を引き戸で区切ります。引き戸は、日本人の発明した素晴らしい道具です。何しろ、ドアとは違って、開けていても閉じていても、全開でも、一部開放でも、自由自在なのですから。

この引き戸は、すべて手づくりですから、天井までの高さにする、普通は二枚戸の所を三枚戸にする、逆に四枚戸を三枚にするなど、大きさもデザイン次第です。

引き戸を構成する素材も選べます。無垢板からカラフルな戸襖まで、素材感や色彩による明暗など、表現も多岐に可能です。

さらには、引き戸を壁の中に引き込み、必要な時にだけ引きだすという工夫もできます。引き戸は空間の演出家です。

もちろん、ドアを否定しているわけではありません。寝室やトイレなど個室としての要素が高い空間には適していますし、絵画など美術品を壁にと考えた場合、引き戸は壁に建具が引き込まれてきますので絵などは掛けにくいのですが、ドアであれば壁がきれいに残るなどのメリットがあります。要は上手な使い分けです。

これらの基本デザインをベースに、階段や吹抜けの手すり、下駄箱などの造り付け家具、小壁を利用した本棚など、ディテールの工夫の楽しさがきめの細かい繊細な美しさを実現します。

健康な住宅に求められる基本性能という大きな枠組みを美しくデザインする、その上で、できるだけ細部を繊細に構成していければ、機能イコール美、という理想の姿が可能となります。

田中慶明
やっと出会えた本物の家より





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