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澄んだ空、清らかな川、広がる山の風景がすぐ近くに

澄んだ空、清らかな川、広がる山の風景がすぐ近くに

長野県Kさん2003年建築


標高600m、まわりは知山に囲まれている。四季折々の山と里の景色はとても素晴らしく、天気が良い日は、澄んだ空に舞える四方の山々が、清々しく日叫に映る。

この地での家づくりは、実現するまでに長い道のりがあった。もともとスキーが好きな者同士、北海道で知り合った私たちは、いつかは信州に住みたいねと話していた。関東出身である私たちには、いくら好きでも北海道は遠すぎるし、そして信州は彼の学生時代の思い出の地でもあるからだ。

その「いつか」のために、転勤で愛知県にいた私たちは自然と信州での家づくりのことを考え始めていた。
PACの現場見学会に参加したのもその頃だが、本当に実現するのか、まださっぱりわからない段階で、対応してくれたスタッフの方も戸惑ったのではないかと思う。

決して追い風が吹くようなど時世ではなかったものの、彼は何とか松本に転職先を探し、まずは市内に移住。

借家住まいをしながらゆっくり周辺の土地を見てまわろうと思っていたが、縁あって意外と早く、北アルプス山麓の村に土地を見つけた。そこからあらためて具体的な家づくりが再スタートした。

ところで私たちが何故PAC住宅を選んだかといえば、やはり信州の気候が厳しいからだ。冬が寒い地域では各部屋に1台ずつ暖房器具を置いて部屋毎に暖める。

家中を暖めようと思えば暖房費がかさむので、使える部屋が限られてしまいもったいない。
暖房計画、その設備の購入や燃料、メンテナンス、加えて部屋の間取りなどをどうしようか考えていくうちに、環境への配慮や、家族の健康といったテーマにぶつかった。
そのうちに「パッシブソーラー」という言葉に出会い、PAC住宅のことを知った。

建築地が決まってからは、地元の工務店を探すことになった。
新しい土地で何の伝手もなく、いつ見つかることやらと不安を抱えながら探していると、またも縁あってある工務店と出会った。
木に非常にこだわりを持った超繁忙な会社だったが、何とか引き受けてもらえた。

家づくりというのは、非常にこまごまと多岐に亘る仕事がたくさんあるものだが、自分たちの考えを具現化してくれる優れた家づくりの会社と、いい工務店の協力を得た時点で、わが家の95%くらいはでき上がったといえる。
この二社によって、私たちが考えてきた「家」に関する希望は、ほとんどすべて満たされた。
具体的には、簡素だけれど非常によく考え抜かれている間取り。
パッシブソーラー機能の部分はPACで、そして家を構成する材料に関しては、工務店のこだわりにより極力自然素材を使ってもらったことなどだ。

収納家具や建具のほとんども「職人の技」でつくってもらった。
システムキッチン、ユニットバス、ユニット洗面台もない。木、木、木、家中「木」ばかりだ。
塗り壁は藁とベンガラを混ぜた漆喰、変化をつけるために一部使った壁紙はコットンが含まれているものにした。
装飾的なものはほとんどなく、照明器具もできるだけシンプルなものを選んだ。
でき上がった家は飾り気のない、しかし機能は充実した住まいとなった。そして気にかけていた暖房は、PACの「かくれん房」を取り入れた。

2003年の11月。
木の香りにつつまれた家に、家族四人で住み始めた。北アルプスを望むこの村では、11月下旬は本格的に冬。
雪は降っていないが、やはり寒い。
かくれん房がすぐに使えず、引越し後数日は前の家で使っていた打油ストーブー台や小さなセラミックヒーターで凌いだが、寒くて過ごせないということは全くなかった。

かくれん房は、初年の冬は試行錯誤と腹をくくり、設定温度やスイッチのON、OFFをいろいろ試してみた。
わが家はPACの家の中でも特に冬の寒さの厳しい地方にあるようで、かくれん房のスイッチは型時間ON、温度設定も高めが適しているらしいことがわかってきた。

このようなデータを天候や外気温・室温を見ながら集めていくと、実に太陽光の恩恵は計り知れないと実感する。
昼間晴れていたかどうかで、夕方からの室温が全く違ってくる。
この家は自然素材を使用しているだけでなく、自然を利用するようにできているということを今更ながら確認した。
もちろんPAC住宅を選択した時点でそういう意図があったにもかかわらず、太陽と同然の恵みにあらためて感謝の気持ちが湧き起こった。

冬は寒いとはいえ、夏場まわりの家々ではエアコンを使っているが、わが家はエアコンなしで比較的涼しく、快適に過ごすことができた。

雪が融けてからようやく少しずつ庭に緑を入れ始めたが、家の中は未だに飾ることなくシンプルそのものだ。

さしあたって必要がない限りはシンプル+機能的で十分だと思っている。
今は家族全員子育てすなわち親育ちで必死で、その毎日の格闘の中でそれぞれがひとときでもくつろげる「家」であればいいと思っている。

「家」とはっくられた空間だが、その「家」が自然と一体になっているから、心からホッとすることができる。

最後に、私たち夫婦はこうして好んで信州に移り住んできたが、子どもたちはいつかここを出て行くかも知れない。
都会に魅力を感じて、親とは反対の道を辿るのかも知れない。私たちはそれでも良いと思っている。
親と子なんてそんなものだろう。
でも、いつでもこの家に来れば、いろいろあったけどやっぱりここは落ち着くなぁ、なんて言ってもらえるような「家」にこれから育てていきたいと思っている。


本質を暮らす贅沢な家より



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