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涼しさと静けさを求めて過ごすもうひとつのわが家
東京都Aさん 2001年建築
夏の天気予報、銚子の最高気温を見ると、東京より大抵5℃前後低いのです。
暑がりで、夏は涼しい所に住みたいと思っていた私は、そのことに気がついた時は、その場所が何とも魅力的な所に思えてとても気になってしまいました。
そこで銚子方面に別荘を建てていた友人に尋ね、不動産屋さんを紹介してもらい、セカンドハウスを建てることになりました。
夏をたのしく過ごしたいと考え建てた家です。
「こんな家にしたい」と特に思い入れがあった訳ではなく、たまたまお話しを聞く機会を得たPAC住宅の家づくりの理想に賛同して、ほとんどお任せするかたちでお願いしました。
床下や壁、屋根の中の柱や梁に、流れる空気が触れているなんてすてきだし、そのことに安心感をおぼえたのです。
家のデザインに関しては、ただただ「シンプル・イズ・ザ・ベスト」で、一、二の希望をお伝えしただけですが、完成した家に初めて接した時、しっくりと私の感性に合っていてとてもうれしかったのをおぼえています。
シンプルでありながらも、決してつまらない空間になっていないのは、通り土間や、尺角の大黒柱、襖の色や、和室の照明の工夫などがアクセントになっているからかも知れません。
木の家というのは私にとって付加価値の部分でしたが、結局それが大変素晴らしいものとなりました。
訪れるたびにドアを開けるとぶ-んと木の香りが迎えてくれます。もう3年にもなろうというのにそのよろこびが今も尽きません。
土地が海辺に近いので湿度が非常に商いのですが、家を長期間閉めていた後でも、日々暮らしていたかのようにサラッとした空気で、こもった感じがありません。
夏は引戸を全開すると家の中を風が通り抜けていきます。
クーラー要らずの生活は心も解放されて、嫌いだった夏の生活を一変させてくれました。
海辺の家ではのんびりと昼寝や趣味の読書をたのしみ、好きな音楽を聴き、庭先で花や野菜を育てたりしています。
夕暮れ時には散歩に出かけるのですが、来京では得られない海からの涼しい風を全身で感じることができます。
散歩をしていると、同じような生活スタイルの方、偶然東京の住まいでも家が近い方などとお知り合いにもなり、そのようなあらたな出会いもたのしんでいます。
東京で生活する私にとって、夏の過ごしやすさだけでなく、ゆったりとした時間の流れや静けさもここで得られるかけがえのない日々です。

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